ふと、闇の中から意識が浮上して。
瞼を押し上げた先には、自身にはない緋の髪があった。
ぼんやりした頭で考える。
これは、そう。ルークだ。
誰よりも憎い、敵の息子。
月の光に照らされ、安らかに眠るその顔を見て。
今、この細い首に手をかけたら。
小さな呼吸を止めてしまったら。
あの男はどうするだろう、と考える。
いや、その程度では復讐にならない。
あの男がしたことの報いは、そんなものでは済まさない。
だから。
そう、だからだ。
この子供を今殺してしまわないのは、まだ時期ではないからだ。
――――― それだけ、だ。
瞼を押し上げた先には、自身にはない緋の髪があった。
ぼんやりした頭で考える。
これは、そう。ルークだ。
誰よりも憎い、敵の息子。
月の光に照らされ、安らかに眠るその顔を見て。
今、この細い首に手をかけたら。
小さな呼吸を止めてしまったら。
あの男はどうするだろう、と考える。
いや、その程度では復讐にならない。
あの男がしたことの報いは、そんなものでは済まさない。
だから。
そう、だからだ。
この子供を今殺してしまわないのは、まだ時期ではないからだ。
――――― それだけ、だ。
4. 一緒に寝る
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