「はー・・・・・・工藤、おまえ温かいなぁ。子供体温ゆうやつか?」


 そんなことを言いながら、背後からその腕を回してくる。
 抱きしめてくるというか、圧し掛かってくるというか。とにかく重い。

 こっちは小学生の身体してんだぞ。少しは考えろ。

 そう毒づいてやりたかったが。口を開きかけて、――― 何も言わず閉じる。
 その明るい態度と軽い口調。それに惑わされてしまいそうになるが、こいつのこの態度は俺の所為だ。

 俺が、沈んで見えたのだろう。その原因は関わった事件のことであったり、コナンとして生活しなければならないことであったり、あの組織のことであったりと様々だが。そんなとき、いつも敏感に感じ取ってこうやっておどけてみせる。
 俺がその感情を、服部への怒りとして吐き出せるように。服部を心配させたことを気に病ませないように。

 そのことに気付くまで、こんなにかかってしまった。こんなに想われてたのに。大切にされてたのに。気付けなかった。
 今だって、やっと気付いたのに、こいつが変わらずこんな態度取るもんだから、俺は何も言えない。前のように悪態を吐くことも、素直に礼を告げることも出来ない。

 なぁ、一度でいいから、そのまま「心配してるんだ」って言ってくれよ。
 そうしたら、お前に言えるかもしれないから。


7. 後ろから抱きしめる
平 コ が 好 き で す ( 主 張 ) 。
篠原に関西弁が書けるのならサイトを作りたいくらいに! でも出来ないのでいつも挫折。ぎゃふん。
突発的に萌える度にそれを繰り返してます。ぎゃふん(二回目)。
精神的に不安定コナンとそれに付け込む平次か大学生平新をやってみたかったんです……!!


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