「・・・・・・・・鋼の」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「無理はしない方が良い」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「状況が良くないんだ。誰かを頼ることは、悪いことではないよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕様が無いだろう。君一人でどうにかするには、手助けとなる物が何もないんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「鋼の、君は一言、こう言えば良い。そうすれば目的は達せられる」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「"大好きな大佐、あの棚にある本を取って☆"・・・・・・・と」
その発言から一拍おいて。
司令部中にエドワードの怒声が響いた。
「・・・・・煩いな」
「誰の所為だ、誰の!!」
エドワードの反応を予想していたのか、両手で耳を塞いだままのロイが眉を顰める。明らかに、こうなることを分かっていてやった奴に文句を言われる筋合いはない、と対するエドワードの眉間にも皺がよる。
エドワードが読みたい本が高い位置にあるといっても、それはエドワードにとってのことで、他の人にとってはそうでもないことも。いつも使用している脚立が、今日に限って何故かないことも。緊急時以外では、司令部内で錬金術を出来るだけ使わないように、とホークアイ中尉にお願いされていることも。
ロイの言うように、一言頼めば済む状況だなんてことも、全て承知の上。
エドワードだって、今目の前に入るのがハボックやファルマンならば、素直に頼んだだろう。
だが、目の前にいるのは、………大佐。にこにこと嬉しそうな顔をして、頼まれるのを待っている。
「…………」
エドワードは意を決して、両手を打ち鳴らした。
そのまま掌を床へと叩きつけ、練成光を発させながら叫ぶ。
「あんたに頼むくらいなら、中尉の説教の方がマシだああぁぁあ!!!」
(悔しいから、あんたにだけは絶対頼まない!!)
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「無理はしない方が良い」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「状況が良くないんだ。誰かを頼ることは、悪いことではないよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「仕様が無いだろう。君一人でどうにかするには、手助けとなる物が何もないんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「鋼の、君は一言、こう言えば良い。そうすれば目的は達せられる」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「"大好きな大佐、あの棚にある本を取って☆"・・・・・・・と」
その発言から一拍おいて。
司令部中にエドワードの怒声が響いた。
「・・・・・煩いな」
「誰の所為だ、誰の!!」
エドワードの反応を予想していたのか、両手で耳を塞いだままのロイが眉を顰める。明らかに、こうなることを分かっていてやった奴に文句を言われる筋合いはない、と対するエドワードの眉間にも皺がよる。
エドワードが読みたい本が高い位置にあるといっても、それはエドワードにとってのことで、他の人にとってはそうでもないことも。いつも使用している脚立が、今日に限って何故かないことも。緊急時以外では、司令部内で錬金術を出来るだけ使わないように、とホークアイ中尉にお願いされていることも。
ロイの言うように、一言頼めば済む状況だなんてことも、全て承知の上。
エドワードだって、今目の前に入るのがハボックやファルマンならば、素直に頼んだだろう。
だが、目の前にいるのは、………大佐。にこにこと嬉しそうな顔をして、頼まれるのを待っている。
「…………」
エドワードは意を決して、両手を打ち鳴らした。
そのまま掌を床へと叩きつけ、練成光を発させながら叫ぶ。
「あんたに頼むくらいなら、中尉の説教の方がマシだああぁぁあ!!!」
(悔しいから、あんたにだけは絶対頼まない!!)
3. 無駄なプライドが邪魔をする
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