ジャンル・カプ等ごちゃ混ぜカオス。





彩雲国 ・ 双花
「……」
「……」

 互いに無言のまま見つめ合う。相手の菫色の瞳は、自分は間違っていない、と雄弁に主張していて。
 ………分かってはいた。彼の言動からそんな気はしていた。この短くはない付き合いの中で、その可能性が高いなんてことは明白だった。

「絳攸…君ねぇ…」

 やはり、自分の想い人は途徹もなく"この方面"には鈍くて。
 自分の想いは、これっぽっちも伝わっていなかったらしい。

「何だと言うんだ、俺とお前は腐れ縁以外の何物でもないだろう」

 先程の一言と共に吐いてしまった溜め息にこちらの呆れを感じ取ったのか、更に剣呑な気配で睨んでくる。
 あぁ、そんなに察するのが得意なら、少しくらい私の想いにも気付いてくれ。言いたくても言えない言葉と、何も気付いていない絳攸の態度に気が遠くなりそうだ。紅尚書にはばっちり気付かれた上、命の危機すら感じる妨害を受けているというのに。

「君は本当に凄いね…」
「だから何だと」
「あぁ、気にしないで良いよ。今はまだ」
「は?」

 そう、今はまだ。
 相手が予想以上に手強いことは分かった。そうと分かれば、いくらでも手の打ち様はある。

「すぐに、分かるようにしてみせるよ」

 不思議そうな顔をしている絳攸に笑みかけた瞬間、何処からか殺気を感じたが構いはしない。
 その程度で諦められる想いではないのだから。
最初なので、取り敢えず基本から押さえてみました(何の)。
ぐるぐるしてる絳攸が非常に書きたい。あと黎深様と絳攸の親子話。
彩雲国 ・ 双花
(君が女性だったら口説かせてもらうのにね)

 こいつはいつもそう言う。
 この常春頭が!!と怒鳴りたくなるような笑顔を浮かべて、何度も俺に言う。

(……じゃあ)

 じゃあ、今のこの。この状況は。
 誰も来ないような府庫の奥の書棚で、人目を忍ぶように、でもしっかりとこいつに抱き締められているこの状況は、一体何だというのか。

(何だも何も)

 遊びか気紛れか、それともただの暇潰しか。
 そのどれなのか、それともそれ以外の何かなのか、自分には知る由もないけれど。

(……本気じゃない、のに)

 何故、自分じゃないもう一つの鼓動も、自分に負けないくらい早くなっているのか。
 自分とは違い、こういったことには慣れてる筈なのに、何で。何でそんな。


「絳攸…」


 小さな呟きはとても苦しそうで。聞いた自分が泣きたくなるような切なさを孕んでいて。
 ……だから。

 その背に腕を回すことは出来ないが、せめて、と。静かに眼を閉じて、その肩に額を押しつけた。
微妙なまま終わってみる。絳攸より楸瑛がぐるぐるしてる話(何)。
バテリ ・ 海巧風味の海音寺先輩+1年ズ
「な、原田1個しか貰っとらんの!?」

 部活後の騒がしい部室。それらをものともせず響き渡った声は、1年の吉貞のものだった。吉貞が突然叫ぶのはよくあることであり、その内容もいつも大したことではない。なので、一瞬静まり返った室内もすぐに元の騒がしさに包まれた。
 引退はしたが横手との試合を控えている為練習に参加していた俺も、例に洩れず着替えを再開しようとしたのだが。

「ちょっと海音寺先輩、聞いて下さいよ!」

 勢い良く背後から服を掴まれ振り向くと、何だか嬉しそうな吉貞がいた。
 困ってその後ろにいる沢口達に視線を向けると、処置なし、といった溜め息を吐かれた。それに溜め息で返し、腹を括って吉貞に向き直ってやる。

「なんじゃ、原田がどうしたんじゃ」
「それがですよ、あいつあんなモテそうな顔してチョコ1個しか貰えんかったんですよ!」

 へ、と間抜けな声が出た。正直意外だった。
 しかし、沢口の「原田はモテんのじゃなくて、渡しにくいだけじゃろ」という言葉に納得する。まあ、同年代の女子には近寄りがたい存在だろう。むしろ、一人でもいたという事実に驚くところかもしれない。
 そんな騒がしい中、がちゃりと音を立てて部室のドアが開いた。その先には、残って片付けをしていた原田と永倉。吉貞の笑顔に嫌なものを感じたのか、眉間に皺を寄せている。そんな顔も整って見える原田は、確かに「モテる」顔だ。
 まぁ、本人にとってはどうでも良いことなのだろうが。

「はん、原田、お前チョコ1個しか貰えんかったんじゃろ? なら来年はこの吉貞様の方が上かもなぁ、貰える数」
「母親に貰ったお前にか」

 その結果は、3年である自分は多分知ることは出来ないだろう。
 そんなことを思いながら何気なく手を突っ込んだ制服のポケットの中に、ころんと何か丸いものを感じた。取り出してみれば、それは飴玉。未だ言い合っている二人と、自分の手の中を見比べる。

「原田」
「何ですか」
「これをやろう」

 そう言って、飴玉を投げ渡す。
 難なく受け取った原田は、予想通り不可解、という表情。

「…何なんですか」
「俺からのバレンタインじゃ。疲れたときには甘いものじゃろ。あ、でもそれハッカやから、そんなに甘くないぞ」
「……」

 ははは、これで2個じゃ、と東谷が笑う。それに続けて沢口も、吉貞の勝ちは遠くなったな、と笑う。そんな和やかな空気の中、やっぱり不可解だ、という表情のまま、それでもきちんと礼を言う原田を見て。
 あぁ、らしいなぁと。そう思って。

 思わず自分も笑っていた。
……海巧というより1年+海音寺先輩のほのぼの話…!
うん、ぐだぐだ!(笑顔)
バテリ ・ 巧総モテ?
1:豪対抗


「…ぁ永倉」
「……何ですか瑞垣さん、改まって」
「姫さんって、どんなんがタイプやと思う?」
「ぶほっ(飲み物吹いた)」
「まず年下は無いよな? 姫さんやし」
「げはっげほっ(それどころじゃない)」
「ワガママやし、絶対年上好みじゃ」
「ごふっ………えーと(落ち着いた)」
「で、じゃ。どんなんと思う、永倉」
「えー………あの通りの奴やし、…一緒に野球出来る人、ですかね(オレみたいな)」
「あぁ、確かに。強いピッチャーのライバルといえば上手いバッターやな(オレみたいな)」
「…巧はあれで結構淋しがりだし、傍にいてやれるって高ポイントだと思いますよ(オレは毎日あいつに会ってますし)」
「素直やないから、そのへんひっくるめた包容力も必要やな(お前には無いがオレにはあるぜ)」
「…………」
「…………」



何だか険悪ムード。
4巻で新田に瑞垣・門脇がやってきてサンドイッチを食べてるあたりの会話(多分)。
オチきらなかったので、まだ続きます(え)。
バテリ ・ 上の続き
2:門脇参戦


「さっきから何の話をしとんじゃ俊二!」
「秀、お前は関係ないんやから黙っとけ」
「そうです黙ってて下さい」
「関係なくないんじゃ! 俺だって、は、原田をす…っす、す(俯)」
「「す?」」
「す…っ、す、凄いピッチャーやって思っとるんじゃ!!(真っ赤)」
「「………(憐れみ)」」
「………秀悟、お前は本当可愛い奴やな。分かったからあっちで弟君にでも相手してもらい(優しい笑顔)」
「そうです、何なら沢口達とでも(優しい笑顔)」
「……永倉、お前言うやないか(怒)」



門脇は和み系候補(そんな馬鹿な)。
ほのかに瑞門っぽい…。何でだ。寝てないからか。
どんどん、門脇と豪のキャラが遠のいていきます。
本当は、海音寺先輩が全部かっさらうまで続く筈でした(過去形)。