薄いモニターに映し出された表情、紡がれる言葉。
それがどうしようもなく遠くて、どうしようもなく苦しかった。
ぽつりとバーナビーが呟くと、その隣に立っていたネイサンは驚きからか、綺麗にアイシャドウで縁取られた目を丸くした。バーナビーがこんなプライベートなことを他のヒーローと話そうとすることが珍しいからか、それとも問いかけの内容自体に驚いたのか。ましてや、場所はトレーニングルーム、珍しくヒーロー達が全員集まってトレーニングに勤しんでいる中での問いだ。
呟いたきり黙り込んだバーナビーだが、その視線の先を確認したネイサンは、あぁ、と吐息のような溜息を零した。人の心の機微に敏い彼女のことだ、それだけで大体の事情を察したのだろう。
バーナビーがじっと見つめる先、そこには、他のヒーロー達と楽しそうに笑っている虎徹がいた。
「悪くはなかったんじゃないかしら。……バディ、でしょう?」
バディ。その単語を何度も反芻する。仕事上のパートナー。命がけの現場で、背中を預け合う相棒。
それは確かに間違っていない。そういった意味では、確かに虎徹とバーナビーはバディだった。バーナビーの記憶が無くなって2週間、その間に何度も出動があったが、記憶が無いことなど何の問題でもなかった。虎徹の動きや判断の癖など全く分からないバーナビーだったが、虎徹はそれすら考慮の上と言わんばかりに、バーナビーとぴったりと息の合ったコンビプレイを披露して見せた。自分が動きたいように動いているだけなのに的確なサポートをしてくれる虎徹は、バーナビーにとって最高の相棒だと言えた。
だが、それは出動時の話だ。バーナビーは、仕事時以外の虎徹を知らない。プライベートな雑談を交わすことがないので、虎徹がどんな生活をしているか知らない。取材時以外は昼食も別なので、虎徹が普段どんな店で食事をしているかも知らない。終業後に共に時間を過ごすこともないので、虎徹が何を好きで何が嫌いか、何一つ知らない。虎徹は、頑ななまでに、バーナビーを自分のプライベートに関わらせようとはしなかった。
仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプなのだと、最初はそう納得していた。しかし、そうじゃないことは、目の前の光景だけで十分わかる。ホアンを背にぶらさげたままイワンやカリーナと話している虎徹は、どうみても御節介なほどの世話焼きだ。ネイサンやアントニオ、キースとは食事に行くことだってあるらしい。
バーナビーだけなのだ。バーナビーに対してだけ、虎徹は線引きをしている。その理由を、記憶のないバーナビーには"仲が悪いから"としか思い付かなかった。
「……インタビューを、見たんです。記憶を失う前の僕と、タイガーさんの」
ネイサンが黙って耳を傾けていることを気配で感じながら、重い口を開く。視線は、まだ虎徹達に向けたままだ。それに彼らが気付く気配は、全くない。
気付かれたら困る。気付かれなくて安心している筈なのに、心の何処かでその視線が向けられないことに苦しさを感じている。
「理想的なバディでしたよ。互いを信頼して、理解して……本当に相手が必要だと、そう思っているのだと感じました」
「……そう」
「でも、僕たちが本当は仲が悪かったのだとしたら、あれは全部嘘の……作り物なんですよね。そんなこと、メディア対応では当たり前だと分かっています。でも……」
ようやく彼から逸らすことが出来た視線を、足元へと落とす。本当は、他の誰かと楽しそうに笑っている虎徹を見ていたくなんかなかった。それでも、視線を逸らすことが出来なかった。
きっと、虎徹が誰に対しても自分に対するような態度を取っていたら気にならなかった筈だ。でも、違う。信用はされていても信頼はされていないという事実が胸を軋ませる。
「ハンサム」
「すみません、下らないことを言いました。忘れて下さい」
物言いたげなネイサンの視線を振り切るように、ランニングマシーンへと足を向ける。自分から話しかけておいて失礼だというのは分かっていたが、肯定されるのも否定されるのも怖かった。
溜まった澱んだ感情を吐き出すように、深く息を吐く。こんなのは自分らしくない。自分こそがプライベートと仕事を線引きするタイプだった筈だ。なら、現状は望み通り以外の何物でもない。仕事に支障はないのだ。なだば、理由は分からずとも、ただ現実としてバーナビーと虎徹はプライベートを共にするような仲じゃないということを受け入れるだけだ。
そう自分に言い聞かせて機械の起動スイッチを押す。今はただ、何も考えずにいたかった。
流れる汗がいい加減うっとおしくなり、ランニングマシーンを止める。トレーニングに没頭し過ぎていたのか、タオルで汗を拭いながら周りを見渡すが誰の姿もない。時刻を確認すれば、とうに終業時間を越していた。
この部屋にバーナビー一人だけであることを良いことに舌打ちを零す。こうして身体を酷使してみても、結局また思考は相棒のことへと向かってしまう。ここ最近ずっとだ。おかげで疲労している筈なのに寝付きが悪い。きっと今夜もそうなるだろう。めっきり馴染んでしまった溜息を一つ洩らしながら、シャワーと着替えのためにロッカールームへと向かおうと歩き出す。
だが、トレーニングルームから廊下へと続くドアに手を掛けようとして、人の気配を感じて動きを止めた。皆帰ったとばかり思っていたが、まだ誰か残っていたようだ。何となく出にくくなって壁に凭れ掛かる。一体誰だと腹立ち紛れに耳を澄ますと、途切れ途切れだが聞き覚えのある声が聞こえて思わず息を飲む。
(ファイヤーエンブレムさんと―――タイガー、さん)
ずっと意識を占めている人物との不意打ちのような邂逅。よくないと思いながらも聞き耳を立ててしまうのは仕方がない。
ドア越しで聞き取りにくいが、全く聞こえないということはない。二人の声の調子から、揉めているような空気を感じ取る。
「お前には関係ないだろ」
「あんたの気持ちも分かるけどね、これじゃ可哀想過ぎるわ。大体、何なのよ、あの呼び方は。今まで散々渾名で呼んでたくせに、わざとらしく名前で呼んじゃって……あの子があんたをヒーロー名で呼んでるのも、そうするように言った訳?」
「俺は何も言ってねぇよ、あいつが勝手にそうしてるだけで」
「―――名前で呼んでた、って教えてあげなかったからでしょ」
ぐ、と虎徹が呻いて言葉に詰まる。もしかして、これはバーナビーの話だろうか。だとすると、虎徹と自分の関係は、今と大分違っていたことになる。タイガーさん、バーナビーなどではなく、もっと親しげな呼び方をしていたということか。それなら何故、虎徹はバーナビーにこんな態度を取るのか。
混乱するバーナビーを余所に、二人の言い合いは続いている。
「……俺だって、酷いことしてるって自覚はあるさ。あのとき、あいつが俺を庇ったのは、こんなことの為じゃない」
「じゃあどうしてよ」
「あいつは、……その理由だって忘れちまったんだ。NEXT能力が原因とかじゃない、能力を解除して解決って訳にはいかないんだ。俺にはどうすることも出来ない。記憶が戻るかどうか、分からないんだぞ。だったら……もう良いじゃねぇか……それ以外の道をバーナビーに選ばせてやったって良いだろ……」
自分の名前が出て、バーナビーの身体は無意識に動き出していた。ドアを勢いよく開き、闖入者に驚いている虎徹を睨み付ける。怒りと切なさで思考回路が焼き切れそうだった。何故、勝手にバーナビーのことを決めつけているのだ。何故、何も言わずに済ませようとしているのだ。
「……今の話、どういうことですか」
思ったよりも低い声が響き、虎徹が身体をびくりと揺らした。だが、そんなことには構っていられない。問い質さなければならない。この二人がバーナビーに隠していることが何なのか、知らなければならない。
「一体、何の話をしていたんですか。何を隠しているんです。僕があなたを庇った理由って何ですか。何故あなたはそれを隠そうとしているんですか」
「……お前が知らなくていいことだ」
幾分落ち着きを取り戻した虎徹が毅然と言い返すが、バーナビーとてそれで引き下がる気はない。ずっと胸の内で燻っていた何かが、それを知らなければ駄目だと訴えているのだ。
だが、更に言い募ろうとしたバーナビーを遮ったのは虎徹でもネイサンでもなく、甲高い電子音だった。
『ボンジュール、ヒーロー。先日の爆弾テロ事件の残党が見つかったわ。潜伏場所を伝えるから、今すぐ出動して頂戴』
アニエスの言葉を受け一瞬でヒーローの顔になった虎徹を見て、バーナビーはこの場での追及を諦める。ヒーローに切り替わった虎徹とこんな問答をすることは出来ないし、なにより自分だってヒーローだ。市民の安全を守ることを最優先しなければならない。分からないことだらけのままだが、それは後回しにするしかない。
先行くぞ、と駆け出した背を数瞬遅れて追いかけながら、それでも分かったことが一つだけある。
(一方的に嫌われるならともかく、僕とこの人が仲が悪かった筈がない)
それは確信だった。
バーナビーの前を駆けて行く、広く頼もしいヒーローの背中を見つめる。この背を何より大切に思っている自分が確かにいる。
(僕がこの人を、嫌いになる訳がないじゃないか )
今はそれだけで十分だ。その背の後ろではなく、横に追いつこうと太腿に力を込める。
ヒーローとして、ワイルドタイガーの隣にバーナビーが並ぶために。
それがどうしようもなく遠くて、どうしようもなく苦しかった。
02 ・ 「バディ」
「僕とタイガーさんは、仲が悪かったのでしょうか」ぽつりとバーナビーが呟くと、その隣に立っていたネイサンは驚きからか、綺麗にアイシャドウで縁取られた目を丸くした。バーナビーがこんなプライベートなことを他のヒーローと話そうとすることが珍しいからか、それとも問いかけの内容自体に驚いたのか。ましてや、場所はトレーニングルーム、珍しくヒーロー達が全員集まってトレーニングに勤しんでいる中での問いだ。
呟いたきり黙り込んだバーナビーだが、その視線の先を確認したネイサンは、あぁ、と吐息のような溜息を零した。人の心の機微に敏い彼女のことだ、それだけで大体の事情を察したのだろう。
バーナビーがじっと見つめる先、そこには、他のヒーロー達と楽しそうに笑っている虎徹がいた。
「悪くはなかったんじゃないかしら。……バディ、でしょう?」
バディ。その単語を何度も反芻する。仕事上のパートナー。命がけの現場で、背中を預け合う相棒。
それは確かに間違っていない。そういった意味では、確かに虎徹とバーナビーはバディだった。バーナビーの記憶が無くなって2週間、その間に何度も出動があったが、記憶が無いことなど何の問題でもなかった。虎徹の動きや判断の癖など全く分からないバーナビーだったが、虎徹はそれすら考慮の上と言わんばかりに、バーナビーとぴったりと息の合ったコンビプレイを披露して見せた。自分が動きたいように動いているだけなのに的確なサポートをしてくれる虎徹は、バーナビーにとって最高の相棒だと言えた。
だが、それは出動時の話だ。バーナビーは、仕事時以外の虎徹を知らない。プライベートな雑談を交わすことがないので、虎徹がどんな生活をしているか知らない。取材時以外は昼食も別なので、虎徹が普段どんな店で食事をしているかも知らない。終業後に共に時間を過ごすこともないので、虎徹が何を好きで何が嫌いか、何一つ知らない。虎徹は、頑ななまでに、バーナビーを自分のプライベートに関わらせようとはしなかった。
仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプなのだと、最初はそう納得していた。しかし、そうじゃないことは、目の前の光景だけで十分わかる。ホアンを背にぶらさげたままイワンやカリーナと話している虎徹は、どうみても御節介なほどの世話焼きだ。ネイサンやアントニオ、キースとは食事に行くことだってあるらしい。
バーナビーだけなのだ。バーナビーに対してだけ、虎徹は線引きをしている。その理由を、記憶のないバーナビーには"仲が悪いから"としか思い付かなかった。
「……インタビューを、見たんです。記憶を失う前の僕と、タイガーさんの」
ネイサンが黙って耳を傾けていることを気配で感じながら、重い口を開く。視線は、まだ虎徹達に向けたままだ。それに彼らが気付く気配は、全くない。
気付かれたら困る。気付かれなくて安心している筈なのに、心の何処かでその視線が向けられないことに苦しさを感じている。
「理想的なバディでしたよ。互いを信頼して、理解して……本当に相手が必要だと、そう思っているのだと感じました」
「……そう」
「でも、僕たちが本当は仲が悪かったのだとしたら、あれは全部嘘の……作り物なんですよね。そんなこと、メディア対応では当たり前だと分かっています。でも……」
ようやく彼から逸らすことが出来た視線を、足元へと落とす。本当は、他の誰かと楽しそうに笑っている虎徹を見ていたくなんかなかった。それでも、視線を逸らすことが出来なかった。
きっと、虎徹が誰に対しても自分に対するような態度を取っていたら気にならなかった筈だ。でも、違う。信用はされていても信頼はされていないという事実が胸を軋ませる。
「ハンサム」
「すみません、下らないことを言いました。忘れて下さい」
物言いたげなネイサンの視線を振り切るように、ランニングマシーンへと足を向ける。自分から話しかけておいて失礼だというのは分かっていたが、肯定されるのも否定されるのも怖かった。
溜まった澱んだ感情を吐き出すように、深く息を吐く。こんなのは自分らしくない。自分こそがプライベートと仕事を線引きするタイプだった筈だ。なら、現状は望み通り以外の何物でもない。仕事に支障はないのだ。なだば、理由は分からずとも、ただ現実としてバーナビーと虎徹はプライベートを共にするような仲じゃないということを受け入れるだけだ。
そう自分に言い聞かせて機械の起動スイッチを押す。今はただ、何も考えずにいたかった。
流れる汗がいい加減うっとおしくなり、ランニングマシーンを止める。トレーニングに没頭し過ぎていたのか、タオルで汗を拭いながら周りを見渡すが誰の姿もない。時刻を確認すれば、とうに終業時間を越していた。
この部屋にバーナビー一人だけであることを良いことに舌打ちを零す。こうして身体を酷使してみても、結局また思考は相棒のことへと向かってしまう。ここ最近ずっとだ。おかげで疲労している筈なのに寝付きが悪い。きっと今夜もそうなるだろう。めっきり馴染んでしまった溜息を一つ洩らしながら、シャワーと着替えのためにロッカールームへと向かおうと歩き出す。
だが、トレーニングルームから廊下へと続くドアに手を掛けようとして、人の気配を感じて動きを止めた。皆帰ったとばかり思っていたが、まだ誰か残っていたようだ。何となく出にくくなって壁に凭れ掛かる。一体誰だと腹立ち紛れに耳を澄ますと、途切れ途切れだが聞き覚えのある声が聞こえて思わず息を飲む。
(ファイヤーエンブレムさんと―――タイガー、さん)
ずっと意識を占めている人物との不意打ちのような邂逅。よくないと思いながらも聞き耳を立ててしまうのは仕方がない。
ドア越しで聞き取りにくいが、全く聞こえないということはない。二人の声の調子から、揉めているような空気を感じ取る。
「お前には関係ないだろ」
「あんたの気持ちも分かるけどね、これじゃ可哀想過ぎるわ。大体、何なのよ、あの呼び方は。今まで散々渾名で呼んでたくせに、わざとらしく名前で呼んじゃって……あの子があんたをヒーロー名で呼んでるのも、そうするように言った訳?」
「俺は何も言ってねぇよ、あいつが勝手にそうしてるだけで」
「―――名前で呼んでた、って教えてあげなかったからでしょ」
ぐ、と虎徹が呻いて言葉に詰まる。もしかして、これはバーナビーの話だろうか。だとすると、虎徹と自分の関係は、今と大分違っていたことになる。タイガーさん、バーナビーなどではなく、もっと親しげな呼び方をしていたということか。それなら何故、虎徹はバーナビーにこんな態度を取るのか。
混乱するバーナビーを余所に、二人の言い合いは続いている。
「……俺だって、酷いことしてるって自覚はあるさ。あのとき、あいつが俺を庇ったのは、こんなことの為じゃない」
「じゃあどうしてよ」
「あいつは、……その理由だって忘れちまったんだ。NEXT能力が原因とかじゃない、能力を解除して解決って訳にはいかないんだ。俺にはどうすることも出来ない。記憶が戻るかどうか、分からないんだぞ。だったら……もう良いじゃねぇか……それ以外の道をバーナビーに選ばせてやったって良いだろ……」
自分の名前が出て、バーナビーの身体は無意識に動き出していた。ドアを勢いよく開き、闖入者に驚いている虎徹を睨み付ける。怒りと切なさで思考回路が焼き切れそうだった。何故、勝手にバーナビーのことを決めつけているのだ。何故、何も言わずに済ませようとしているのだ。
「……今の話、どういうことですか」
思ったよりも低い声が響き、虎徹が身体をびくりと揺らした。だが、そんなことには構っていられない。問い質さなければならない。この二人がバーナビーに隠していることが何なのか、知らなければならない。
「一体、何の話をしていたんですか。何を隠しているんです。僕があなたを庇った理由って何ですか。何故あなたはそれを隠そうとしているんですか」
「……お前が知らなくていいことだ」
幾分落ち着きを取り戻した虎徹が毅然と言い返すが、バーナビーとてそれで引き下がる気はない。ずっと胸の内で燻っていた何かが、それを知らなければ駄目だと訴えているのだ。
だが、更に言い募ろうとしたバーナビーを遮ったのは虎徹でもネイサンでもなく、甲高い電子音だった。
『ボンジュール、ヒーロー。先日の爆弾テロ事件の残党が見つかったわ。潜伏場所を伝えるから、今すぐ出動して頂戴』
アニエスの言葉を受け一瞬でヒーローの顔になった虎徹を見て、バーナビーはこの場での追及を諦める。ヒーローに切り替わった虎徹とこんな問答をすることは出来ないし、なにより自分だってヒーローだ。市民の安全を守ることを最優先しなければならない。分からないことだらけのままだが、それは後回しにするしかない。
先行くぞ、と駆け出した背を数瞬遅れて追いかけながら、それでも分かったことが一つだけある。
(一方的に嫌われるならともかく、僕とこの人が仲が悪かった筈がない)
それは確信だった。
バーナビーの前を駆けて行く、広く頼もしいヒーローの背中を見つめる。この背を何より大切に思っている自分が確かにいる。
(僕がこの人を、嫌いになる訳がないじゃないか )
今はそれだけで十分だ。その背の後ろではなく、横に追いつこうと太腿に力を込める。
ヒーローとして、ワイルドタイガーの隣にバーナビーが並ぶために。
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