徒夢の続き?
自分は、いつまで縋る気なのだろう。
「旦那ー、いい加減起きてくれないと困るんだけど」
その声に、のそりと布団から頭を出し、意識して寝呆けた声を作って応える。
それに対して、全く、と溜め息をついて佐助は背を向けた。早くしないと朝餉冷めちまいますよ、とだけ言い置いて。
足音が遠ざかったことを確認して、布団から這い出る。
今日も、佐助は何も言わなかった。
「……」
ぎゅ、と布団を握り締める。自分が本当は起きていたことなど、気付いていない筈がないのに。
佐助は何も言わない。終わってしまったあの日までと何も変わらず、自分を起こしに来る。
分かっている。
今の自分達は、ただ今までの二人をなぞっているだけだ。その行動も、表情も。
感情なんか関係なく、ただ、それが決まり事のように。
深く息を吐き出しながら、強張っていた手をゆっくり開く。
こんなやり取りを交わす度に、何処かが欠けたままの心が更に虚ろになっていく気がしてしまう。それでも、この虚しいだけの関係を誰より望んでいるのは、他でもない自分なのだ。
「 」
もう許されない、甘えるような声音で唯一人の名を呼ぶ。
絶対に、誰にも聞こえぬように。
――あぁ、今日も、作り物めいた一日が始まる。
「旦那ー、いい加減起きてくれないと困るんだけど」
その声に、のそりと布団から頭を出し、意識して寝呆けた声を作って応える。
それに対して、全く、と溜め息をついて佐助は背を向けた。早くしないと朝餉冷めちまいますよ、とだけ言い置いて。
足音が遠ざかったことを確認して、布団から這い出る。
今日も、佐助は何も言わなかった。
「……」
ぎゅ、と布団を握り締める。自分が本当は起きていたことなど、気付いていない筈がないのに。
佐助は何も言わない。終わってしまったあの日までと何も変わらず、自分を起こしに来る。
分かっている。
今の自分達は、ただ今までの二人をなぞっているだけだ。その行動も、表情も。
感情なんか関係なく、ただ、それが決まり事のように。
深く息を吐き出しながら、強張っていた手をゆっくり開く。
こんなやり取りを交わす度に、何処かが欠けたままの心が更に虚ろになっていく気がしてしまう。それでも、この虚しいだけの関係を誰より望んでいるのは、他でもない自分なのだ。
「 」
もう許されない、甘えるような声音で唯一人の名を呼ぶ。
絶対に、誰にも聞こえぬように。
――あぁ、今日も、作り物めいた一日が始まる。
徒夢の続き?
別れネタ本当大好物でして。あの、その、えっと。……ごめんなさい(土下座)。
別れネタ本当大好物でして。あの、その、えっと。……ごめんなさい(土下座)。
佐幸?
「―報告は以上です」
いつもと違い、佐助は視線を伏せたまま抑揚なく告げた。
告げる内容も、任務の結果を端的に述べるのみ。普段の軽口や飄々とした笑みは見られない。報告を受ける幸村も険しい表情のままである。
その内容は、さほど深刻なものではない。他国の偵察任務に関するものであり、戦の動きも見られなかった。
しかし、二人の間に漂うのは張り詰めた空気。
「…何もないのでしたら、下がらせて頂きます。まだ他の任務があるので」
溜め息を一つ吐き、音もなく佐助が立ち上がる。
その様子に慌てて幸村は引き止めようとするが、何か用でも?と冷たく返されて怯む。
「ないなら失礼します。忙しいので」
「さ、佐助!!」
「だから何ですか」
「う……」
視線も、声も、表情も。
全てが刺すような冷たさを以て幸村に突き刺さる。
……本気で、怒っている。
そう悟った瞬間、幸村は堪え切れなくなってその身体に縋りついた。
「すまぬ佐助、戸棚の団子を勝手に食べたのは俺だ!!」
「ほらやっぱり!謝るくらいなら何で嘘吐くの!!」
「佐助に怒られると思ったのだ!!」
「嘘吐けばもっと怒られるに決まってるでしょ!!嘘を吐くのはいけない、って俺教えた筈だけど!?」
「うわあぁ、すまぬ佐助ー!!」
半泣きの主と、ご立腹の忍。
躾直しに燃える忍の説教が始まる。
いつもと違い、佐助は視線を伏せたまま抑揚なく告げた。
告げる内容も、任務の結果を端的に述べるのみ。普段の軽口や飄々とした笑みは見られない。報告を受ける幸村も険しい表情のままである。
その内容は、さほど深刻なものではない。他国の偵察任務に関するものであり、戦の動きも見られなかった。
しかし、二人の間に漂うのは張り詰めた空気。
「…何もないのでしたら、下がらせて頂きます。まだ他の任務があるので」
溜め息を一つ吐き、音もなく佐助が立ち上がる。
その様子に慌てて幸村は引き止めようとするが、何か用でも?と冷たく返されて怯む。
「ないなら失礼します。忙しいので」
「さ、佐助!!」
「だから何ですか」
「う……」
視線も、声も、表情も。
全てが刺すような冷たさを以て幸村に突き刺さる。
……本気で、怒っている。
そう悟った瞬間、幸村は堪え切れなくなってその身体に縋りついた。
「すまぬ佐助、戸棚の団子を勝手に食べたのは俺だ!!」
「ほらやっぱり!謝るくらいなら何で嘘吐くの!!」
「佐助に怒られると思ったのだ!!」
「嘘吐けばもっと怒られるに決まってるでしょ!!嘘を吐くのはいけない、って俺教えた筈だけど!?」
「うわあぁ、すまぬ佐助ー!!」
半泣きの主と、ご立腹の忍。
躾直しに燃える忍の説教が始まる。
何だか尻切れ…ぎゃふん。
補足すると、戸棚に置いておいた団子がなくなっているのを発見した佐助が、犯人である幸村に尋ねたところ、しらを切られて怒っちゃいました、って話です。阿呆の子幸村を目指した筈がオカン佐助に…!
ギャグは難しいです…ぎゃふん(二回目)。
補足すると、戸棚に置いておいた団子がなくなっているのを発見した佐助が、犯人である幸村に尋ねたところ、しらを切られて怒っちゃいました、って話です。阿呆の子幸村を目指した筈がオカン佐助に…!
ギャグは難しいです…ぎゃふん(二回目)。
佐←政
あぁ、何で。
声が聞こえて、ふとそちらに視線を向ければ、客人として滞在している二人がいた。それは、いつものように騒ぐ真田と世話を焼く猿飛の姿。
なのに、金縛りにあったように動けなくなってしまったのは、多分。
真田を見る猿飛の目が。
見たこともないほど優しかったからだ。
ぐ、と手を握り締め、片方しかない目を無理矢理閉じる。
何であいつなんだ、なんて。そんなのは最初から分かっていたことじゃないか。
主だから、恩人だから、そんなことを超えて。それ以上にあいつを想っているなんてことも、こいつの一番があいつだなんてことも、始めから知っていた。
だから、何であいつなんだ、じゃなくて。
(……何で、こいつだったんだ)
知らなければ良かった、気付きたくなんてなかった、などと後ろ向きなことを考えることは性に合わない。
そんな泣き言を言うつもりはない。
それでも、この胸が軋む感覚に。
何で、と思ってしまうのだ。
声が聞こえて、ふとそちらに視線を向ければ、客人として滞在している二人がいた。それは、いつものように騒ぐ真田と世話を焼く猿飛の姿。
なのに、金縛りにあったように動けなくなってしまったのは、多分。
真田を見る猿飛の目が。
見たこともないほど優しかったからだ。
ぐ、と手を握り締め、片方しかない目を無理矢理閉じる。
何であいつなんだ、なんて。そんなのは最初から分かっていたことじゃないか。
主だから、恩人だから、そんなことを超えて。それ以上にあいつを想っているなんてことも、こいつの一番があいつだなんてことも、始めから知っていた。
だから、何であいつなんだ、じゃなくて。
(……何で、こいつだったんだ)
知らなければ良かった、気付きたくなんてなかった、などと後ろ向きなことを考えることは性に合わない。
そんな泣き言を言うつもりはない。
それでも、この胸が軋む感覚に。
何で、と思ってしまうのだ。
何か似たような話ばかりですみません趣味にはしった結果です(痛)。うちの政宗様は、二股かけられたら捨てられる側なんです(何それ)。
あ、あいつ=幸村で、こいつ=佐助ですよ。
あ、あいつ=幸村で、こいつ=佐助ですよ。
学パロ親就
その手の中の物体を見て。
今までの経験上、こうなることは予想していたが、少しは改善されているかもと期待もしていた訳で。
それをここまで見事に裏切られれば、溜め息の一つも吐きたくなるというものだ。
「……なぁ元就。それ、何だ」
「じゃがいもだ。そんなことも分からぬのか」
「そういうことじゃねぇ。その芋、種芋とかじゃねぇよな」
「当然だ。そのようなものが混じっていたならば、既に我が社会的制裁を加えておるわ」
あぁそうだよな。
だってそのじゃがいもは、学校が調理実習用に業者からまとめて仕入れた奴だもんな。まともなじゃがいもだったはずだな。
なら。
「じゃあどうしてそんなちっこくなってんだ!!」
俺の叫びに異を唱える奴はいない。同じ実習班の連中もひっそり頷いている。
何故なら、元就の手の中にある皮を剥かれたじゃがいもは、ほんの3cmほどになっていたからだ。
「皮を剥いたらこうなったのだ!でこぼこしているこやつに問題がある」
「違ぇよ!いい加減自分の不器用さを自覚しろ!!」
「黙れバカ鬼!今日は出来る気がしたのだ!!」
「気分で上手くなるかー!!」
ぷい、と顔を背ける元就。逸らされた視線と反比例して背中に突き刺さるのは、班員の視線。
……分かってるよ、俺が何とかすりゃ良いんだろ。
溜め息を一つ吐いて。
まだ皮の剥かれていない、普通サイズのじゃがいもを一つ手に取った。
今までの経験上、こうなることは予想していたが、少しは改善されているかもと期待もしていた訳で。
それをここまで見事に裏切られれば、溜め息の一つも吐きたくなるというものだ。
「……なぁ元就。それ、何だ」
「じゃがいもだ。そんなことも分からぬのか」
「そういうことじゃねぇ。その芋、種芋とかじゃねぇよな」
「当然だ。そのようなものが混じっていたならば、既に我が社会的制裁を加えておるわ」
あぁそうだよな。
だってそのじゃがいもは、学校が調理実習用に業者からまとめて仕入れた奴だもんな。まともなじゃがいもだったはずだな。
なら。
「じゃあどうしてそんなちっこくなってんだ!!」
俺の叫びに異を唱える奴はいない。同じ実習班の連中もひっそり頷いている。
何故なら、元就の手の中にある皮を剥かれたじゃがいもは、ほんの3cmほどになっていたからだ。
「皮を剥いたらこうなったのだ!でこぼこしているこやつに問題がある」
「違ぇよ!いい加減自分の不器用さを自覚しろ!!」
「黙れバカ鬼!今日は出来る気がしたのだ!!」
「気分で上手くなるかー!!」
ぷい、と顔を背ける元就。逸らされた視線と反比例して背中に突き刺さるのは、班員の視線。
……分かってるよ、俺が何とかすりゃ良いんだろ。
溜め息を一つ吐いて。
まだ皮の剥かれていない、普通サイズのじゃがいもを一つ手に取った。
学パロ調理実習ー。
就は家庭科が駄目で美術では前衛的な絵を描いて教師を困らせてると良い。幼馴染み設定にするなら、その後始末をしてきた親が家庭科は目茶苦茶得意になってしまったとか萌える(お前だけだ)。
完璧ツンな就も大好きです。
就は家庭科が駄目で美術では前衛的な絵を描いて教師を困らせてると良い。幼馴染み設定にするなら、その後始末をしてきた親が家庭科は目茶苦茶得意になってしまったとか萌える(お前だけだ)。
完璧ツンな就も大好きです。
学パロ佐←政 *女体化注意
「……」
あぁ、こんなのらしくないと思うのに、眉間に寄る皺をどうすることも出来ない。
誰が悪い訳でもない。目の前の二人が悪い訳ではないし、多分自分が悪い訳でもない。ただ、自分はこういう人間で、あいつはそういう人間だということだ。
「なぁ佐助、今日の帰り買い物に付き合ってくれぬか」
「えー、無駄遣いしないでよ?」
むぅ、と片方しかない眼を眇める。
自分にはこんなこと言えはしない。そもそも、人に何かを頼むのが苦手なのだ。だから自分一人で済ませられることなら、一人で行ってしまう。
(……きっと、可愛くない……よな)
信じてない訳ではないし、頼りないと思っている訳でもない。実際、佐助は何でもそつなくこなすし、とても器用だ。頼れるものなら頼ってみたい。
……今、目の前で何の屈託もなく笑い、佐助に甘えてみせる幸村のように。
(出来ないモンは出来ない)
どれだけ願っても自分は自分でしかなく、あいつではない。
でも、出来ることなら。
(……気付いて、こっち見ろよ)
自分も幸村のように甘やかして欲しい、なんて。
あぁ、何て下らなくて切なくて、甘美な願いだろう。
あぁ、こんなのらしくないと思うのに、眉間に寄る皺をどうすることも出来ない。
誰が悪い訳でもない。目の前の二人が悪い訳ではないし、多分自分が悪い訳でもない。ただ、自分はこういう人間で、あいつはそういう人間だということだ。
「なぁ佐助、今日の帰り買い物に付き合ってくれぬか」
「えー、無駄遣いしないでよ?」
むぅ、と片方しかない眼を眇める。
自分にはこんなこと言えはしない。そもそも、人に何かを頼むのが苦手なのだ。だから自分一人で済ませられることなら、一人で行ってしまう。
(……きっと、可愛くない……よな)
信じてない訳ではないし、頼りないと思っている訳でもない。実際、佐助は何でもそつなくこなすし、とても器用だ。頼れるものなら頼ってみたい。
……今、目の前で何の屈託もなく笑い、佐助に甘えてみせる幸村のように。
(出来ないモンは出来ない)
どれだけ願っても自分は自分でしかなく、あいつではない。
でも、出来ることなら。
(……気付いて、こっち見ろよ)
自分も幸村のように甘やかして欲しい、なんて。
あぁ、何て下らなくて切なくて、甘美な願いだろう。
全然にょた設定が活かせてなくて申し訳ありません(致命的)。
美人系にょまさは可愛い系にょゆきに嫉妬のような憧れを持ってたりとか、うん。
今日の論争でサイズ(何のだ)はまさ<ゆきということになりました(笑顔)。
美人系にょまさは可愛い系にょゆきに嫉妬のような憧れを持ってたりとか、うん。
今日の論争でサイズ(何のだ)はまさ<ゆきということになりました(笑顔)。